がん総合検査を受けた施設からの結果が待てず、メールにて催促して
1週間後に伺い、モニターを見ながらの告知となった。
胸の辺りと腰部分が黄色く光っていたのを覚えている。
私の場合、頭の中が真っ白になったり、真っ黒になったり、
まっ黄色になったり(これは無いか?)はしなかった。
「あーっ、やっぱり。。肺や胃でなかって良かった。」
肺がんではと思っていたので、最悪の中のbetterだった。
「あーっ、やっぱり」は、がんになってもおかしくない生活や
ストレスをかかえていたから。
後日、
「ガンをつくる心 治す心」土橋重隆著(主婦と生活社)
「病気になる人、ならない人 その見逃せない法則」土橋重隆著(ソフトバンク新書)
を読んで、納得。
著者の土橋重隆さんは、末期ガン患者の治療を通じてガン発症の原因を追求!
「心が引き起こす乳ガン、肺ガン、大腸ガン」の存在を明らかにし、
予防や治療に欠かせない 心の重要性を説いている。
その中で右乳がんと左乳がんいなる人の原因について、興味深い考察がある。
以下HPにも書かれてあったので
(44.右乳ガンと左乳ガンの性格の違い http://www7b.biglobe.ne.jp/~kcm44374/C6_5.htm)
以下抜粋:
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帯津三敬病院で多くの末期ガンの患者さんを診ていた私は、患者の一人一人に
「何故、あなたは ガンになったと思いますか?」という質問を繰り返しました。
(省略) 私が担当する患者の中で最も多かったのは乳ガン患者でした。そこで、
まず乳ガン患者にガンに なるまでの生活習慣や生き方、心配事、仕事や家庭に
至るまで詳しく質問し分析した結果ある事実 が判ってきたのです。(省略)
左乳ガン患者の生活について詳しく調べると、だいたいガンと診断される半年
前から1年くらい 前に体をボロボロに酷使するような肉体的ストレスのピーク
があったことがわかりました。
性格について見た場合、左乳ガンの患者さんは、心根が優しく人のいいタイプ
がほとんどでした。 何か頼まれたら断れないタイプが多く、「誰かが職場を辞
めたので仕事量が2倍、3倍になった」 といった状況におかれ肉体に過度の負
担をかけてしまったのです。 この肉体的ストレスがガンを急速に進行させるき
っかけになったのではないかと推測されます。
では、右乳ガンの患者はどうか。発病前の生活について詳しく聞くと、ある共
通点が浮かび上が りました。
それは、どの右乳ガン患者も長年にわたり「家庭内の問題で強いストレスを感じ
ていた」という ことです。特にその大半は、夫に対する不平不満でした。
夫との関係があまりよくなく、とくに離 婚話が出ていたとか、そこまで行かなく
ても、ことあるごとに腹が立つのを我慢していたとか、心 理的に強いストレスを
感じていたのです。
性格については、右乳ガン患者はおしなべて論理的で しっかりと自分の考えを持
っているタイプが多いことが判りました。(省略)
左右にかかわらず乳ガンの患者は、基本的にまじめです。それが災いして、左乳
ガンの患者さん は肉体的ストレスを強いられることに、右乳ガンの患者さんでは
長期にわたる心理的ストレスにつ ながったと見ることが出来ます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長くなったが、私の左乳がんも土橋さんの書かれている通りだった。
仕事と母と義母のことをかかえ、睡眠も十分とれず動き回っていて
告知前までの肉体的ストレスは、ピークに達していた。
なるべくしてなったなという思いと共に、心の奥の方でこれで誰憚ることなく
ゆっくりと眠れるという安堵感のようなものがあった。
事実、夜はぐっすりとよく眠れた。夫は、がん告知を受けたというのに
よく寝ている私に驚いていた。むしろ、夫の方が暗かった。
とはいえ、骨転移のステージ4の乳がん患者である。
やはり、死を意識したし、当時知識がなかったので骨にどうして
がん細胞があるのか理解できなかった。自分がどのような状態であるのか
分からなかった。
病気に関しての情報収集(西洋医学中心)で、ネット検索していた最初は、
医学的専門用語に圧倒され、どんどん脅されているようで、怖かった。
乳がん情報が得られると、次は、骨転移した乳がん患者のHPばかり
読むようになった。これら闘病記の方が病気を理解しやすかったし、
骨転移した乳がん患者が、健常者同様に生活している様子も伺え、
かすかな希望も見えてきた。
とにかく、私が死と向かい合い、深い孤独感を味わったのは、10日間ほど。
それから入院まで、仕事の整理と入院準備と免疫治療決定で忙しく、
涙を流す機会もなかった。
そう、涙といえばいつも想いだすあの頃がある。
告知まもない頃、ツタヤで「恋愛適齢期」を借りてきて見たこと。
私の大好きなジャック・ニコルソンとダイアン・キートンのふたりの共演
による 熟年男女の恋愛をテーマにしたロマンチック・コメディ。
これを見た時は、感動?笑い?の涙が出た。乳がん告知も忘れ、映画に浸った。
書き始めたら、いろんな方向にいってしまい収拾がつかない。
一つ大切なことを忘れていた。
私の第一腰椎(現在の多発性骨転移も)は、痛みもかすかな自覚症状もない。
骨転移で、無痛の人は2割くらいいるそうである。その中に入ったのだから
私は、私のがんちゃんに感謝感謝である。
病気の前後、見た目も全く変化がない。
むしろ睡眠をとるようになって、顔色が良くなったほどである。
仕事関係、近所の人、友人の半分には、カミングアウトしていない。
何も変わらないように見えるが、私の中では少しづつ変化が。。。
私の母もステージ4で全身の骨に転移してますが 月1のハーセプチンとゾメタの点滴だけで一年経ちますが 凄く元気でこの1年で 20㌔程太り もう治療をやめて 食事と自然治癒で治したいと言ってどうしたらよいか迷っています。去年は全身が痛くて寝たきりで 今の状態が夢の様です。
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