乳がん(骨転移のステージ4)と診断されて、5年と3ケ月。 経てみて分かることがある。もちろんステージ4で、5年以上生存していること自体も驚くべきことらしい。
それは、術後の化学療法EC(エンドキサン+ファルモルビシン)を4クールした時のこと。 副作用としては、もちろん脱毛、吐き気や嘔吐、発疹、白血球減少、骨髄抑制など重篤な症状が出る。なのに、髪の毛は3分の2は残り(もちろんまつげや眉毛もそのまま)、吐き気もそれほどきつくなく(体重はむしろ2kg増えた)、ほとんどの人はあの赤いファルモルビシンを見ただけで気分が悪くなるそうだが、何も知らない私は、それほど抵抗もなく抗がん剤点滴中は、ずーっっと見つめながら
「ありがとう。ありがとう。。。」とひたすら心の中でつぶやき続けた。
というのも、友人のYさんがお見舞いにもってきてくれた一冊の本、「水からの伝言」(江本勝著)による。「水に言葉をかけると、結晶の形がその言葉に影響される」ということが実際の写真で紹介されている。たとえば「ありがとう」や「愛」などの言葉だと美しい雪花状の結晶ができて、「ばかやろう」や「ロックミュージック」などをかけると汚く破壊的な結晶になっている。 ちょうど、この本を読んだ直後だったので、抗がん剤も液体だし「ありがとう」という言葉をかけるときっと私にとってよいものになるだろうなと思ったから。
水からの伝言 株式会社アイ・エイチ・エム
http://www.hado.com/
OFFICE EMOTO MASARU
http://www.masaru-emoto.net/
http://www.masaru-emoto.net/jp/crystal/index.html
もう一つ不思議なこと。江本さんの本の中で、「雲消し」のことが載っていた。
消したい雲をひとつ選んで見つめながら、心の中で「雲が消えました(必ず過去形で)。ありがとうございます。」と数分念じると消えるとあった。それを読み、そんなばかな!と思いつつ、病院の屋上庭園に行き試してみた。なんと!消えた!小さな雲を選ぶとほぼ100%消えた。夫に言うと信じてくれないので、目の前で見せて始めて信じてくれた。
目に見えるものしか信じられない科学至上主義の私は、このあたりから徐々に変化していったような気がする。いろんなパワーストーンとその本をもってお見舞いにきてくれたYさんが、これからの私にとっての大切なキーパーソンになろうとは、夢にだに思わなかった。
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